医薬品にも使われるグルコサミンの効果

医薬品にも配合されるグルコサミン

「膝が痛い」という人に人気の高いグルコサミンですが、グルコサミンに「痛み止め」の効果があるわけではありません。
グルコサミンとは、体内の軟骨組織でブドウ糖から合成されるアミノ酸の一種です。
アミノ酸に痛み止めの作用があるわけありませんが、口コミで大評判を呼んでいるのはなぜなのでしょう。
関節の違和感をなんとかしたい、という思いで摂取しようという中高年が、日本でも増加傾向にあるのです。

 

実はグルコサミンは、サプリメントだけでなく、欧米では医薬品成分として用いられており、日本の薬でも一部、使用されています。
たとえば「飲んで効く」というキャッチコピーで知られる日本薬師堂の「グルコンEX錠」は、その名の通り、グルコサミンが添加された第3類医薬品にあたり、次のような効能効果を標榜しています。

 

○神経痛、筋肉痛、関節痛(腰痛、ひざ痛、肩こり、五十肩、など)、手足のしびれ、便秘、眼精疲労、脚気といった諸症状の緩和

○肉体疲労時、妊娠・授乳期・病中病後の体力低下時のビタミンB1補給にもご利用いただけます

 

 

もちろん、この「効果効能」はグルコサミンだけがもたらすわけではなく、一緒に配合されている軟骨成分・コンドロイチンやチアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンEコハク酸エステルカルシウムといった成分が総合的にもたらす効果になります。
できるだけ早期に痛みに対処したい、というのであれば、サプリメントではなく、こういった効能・効果を明記している医薬品がおすすめです。

 

 

軟骨の摩滅を抑える軟骨成分がグルコサミン

 

軟骨は、グルコサミノグリカンというムコ多糖体で作られます。
このグルコサミンの働きで、ムコ多糖体の産生効果が高まるので、軟骨の健康度アップにつながります。
ところが、加齢が主な原因で、グルコサミンの生成力は低くなっていきます。
それにつれて、軟骨はすり減る一方になり、関節痛が起こりやすくなるのです。
激しい運動や立ち仕事など、長年の酷使で関節軟骨がすり減ると、骨同士が直接こすれあう格好になります。
関節、とくにひざの痛みは、中高年に多いエイジングサインとなるのです。
こんな、加齢や酷使で、軟骨成分が足りていない人が、グルコサミンを摂取するどうなるのでしょうか?
全日本民医連のサイトには次のように記してあります。

 

グルコサミンを補給することで、軟骨の磨り減りを抑え、関節の動きを滑らかくし、関節痛を改善する効果があるのではないかと期待されています。

 

これについては、異なった報告事例もありますが、総じて多くの人は軟骨の摩滅を抑える効果が期待して軟骨成分を摂取しています。
実際に、歩行時のひざの違和感やギシギシ感などに違いを実感する口コミは、多数に上ります。
グルコサミンには、硫酸塩と塩酸塩の2タイプがあります。
どちらかが効果が高いかは、結論は出ていないのですが、欧米での臨床試験では、硫酸塩が主流となっています。ちなみに日本では、グルコサミンの塩酸塩は非医薬品成分、硫酸塩は医薬品成分の扱いです。

 

グルコサミンの効果についてどんな研究がなされているの?

 

グルコサミンの効果で、一番に挙げられるのが、関節痛の改善に関するものです。
膝や腰の痛みを緩和する成分として、コンドロイチンやヒアルロン酸などと並び称されることも普通の光景となりました。

 

少し前から、欧米では医療用に用いられ、関節痛の改善に投与されることが日常的にとなっています。
日本でも、グルコサミンの効果は多くが認めるところで、膝や腰の痛みが和らぐと評判になり、シニア世代を中心に、体が資本のアスリートの間で重宝されるまでになっています。

 

グルコサミンは、コンドロイチンとセットで捉えられることが多いのですが、前者は軟骨の再生を、後者は軟骨のすり減り防止が本領です。
つまり、関節痛などがターゲットであれば、グルコサミンの効果は、コンドロイチンと併用すると相乗効果が見込めるということです。
実際、両者を同時配合したサプリは多くみられます。

 

グルコサミン、すぐに効果が実感できるわけではない

 

食品中では、グルコサミンは、エビやカニの殻に多く含まれています。
他に、フカヒレ、鶏や豚の軟骨などの動物性。植物性では、山芋、なめこ、オクラなどのネバネバ成分に豊富な成分です。

 

そうはいっても、どれをとっても毎日食べ続ける訳にはいかないでしょうから、グルコサミンの効果を得られるレベルをクリアするには、サプリの利用がオススメです。
1日あたりの摂取量の目安は、1000〜1800rです。

 

グルコサミンの効果は、あくまでも長期的に見る必要があるでしょう。
一時しのぎの痛み止めとは違った変化を期待すべきで、やはり3ヶ月〜半年くらいは様子を見たいものです。

※検証「グルコサミンに効果なし?」の真偽は?

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